通夜ぶるまい料理イメージ

2023年12月19日更新。

通夜の後、弔問客に振る舞われる食事のことを「通夜ぶるまい」と言います。喪家が用意をしてくれた場をどのように過ごしたら良いのでしょうか。

【もくじ】
・通夜ぶるまいとは
・通夜ぶるまいを勧められたら
・通夜ぶるまいでの弔問客のマナー

 

通夜ぶるまいとは

かつては死者の出た家での飲食はタブーとされていました。しかし、神道の直会(なおらい/神前に供えた食べ物や酒を出席者全員でいただく風習)が取り入れられて、今日の形になったといわれています。通夜ぶるまいのときは仕出しなどを取って利用するのが一般的です。通夜ぶるまいは地域色の強いしきたりで、首都圏などの地域では慣例になっていますが、その風習が全く無い地域も多くあります。

 

通夜ぶるまいを勧められたら

読経が終了すると通夜ぶるまいとなります。喪家側から、用意された料理や飲み物を勧められ席に着いたら、程よくいただくのが礼儀です。もし故人や遺族との関係がそれほど親しくなく遠慮すべきだと判断したら失礼しましょう。

通夜ぶるまいイメージ

 

通夜ぶるまいでの弔問客のマナー

故人を偲びながらいただくのがマナーとされており、故人との思い出などを話しながら過ごすと良いでしょう。お酒も振舞われますが酔うほど飲むのは厳禁です。長居をするのはご迷惑になることもあるため頃合いを見て引き上げるのがスマートです。故人や遺族と親しくしていた人は終了後に挨拶する場合もありますが、人数が多い場合などには遺族に負担をかけることもあるので状況を見ての配慮が必要です。

 

※この記事は首都圏での葬儀における標準的な例です