葬儀の打合せのコラム一覧

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください。

葬儀の打合せ

2023年 12月 18日(月)

葬儀の事前見積り-メリットや取り方・見方・よくあるご質問について解説

2023年12月19日更新。高い金額の買い物をする時には、見積りを取ることが多いと思います。葬儀も同じです。しかし、葬儀の見積りは、心理的な影響もあって、お亡くなり後に取る場合が多いため、金額を確認するだけで、十分に検討することなく進めてしまうのが現状となっています。そこで、この記事では事前見積りの取り方や見方について解説します。葬儀で後悔しないためにも、この機会にぜひ見積りを取ってみてください。なお、お亡くなりになった後の「葬儀の打ち合わせ」については、葬儀の打ち合わせ-場所やタイミング、話し合う内容や注意点を解説をご参考ください。         【もくじ】 1.葬儀の事前見積りの概要 2.葬儀の事前見積りのメリット 3.葬儀の事前見積りの取り方 4.葬儀の事前見積りを取る際の注意点 5.葬儀の事前見積りの項目と見方 6.葬儀の事前見積りでよくあるご質問 7.まとめ:善は急げ。事前見積りは思い立った時に依頼しましょう         1.葬儀の事前見積りの概要 <葬儀の事前見積りとは> 対象となる方が存命中に、葬儀の見積りを取ることを言います。※厳密には、お亡くなり後にも葬儀の事前に見積りを取ることはできますが、この記事では、存命中に見積りを取ることを「事前見積り」として話を進めます。       <なぜ見積りを取るのか> ○葬儀は費用が高額になることが多いため○葬儀の経験の少ない人が多いため○故人様や遺族の状況によって葬儀内容が変わるためなどが挙げられます。葬儀の内容が変わると、費用も変わります。そのため、見積書で内容および費用を確認しておき、トラブルを未然に防ぎます。       <なぜ「事前」に見積りを取るのか> ○葬儀の内容・費用を冷静に判断するため○検討する時間を十分に取るためなどが挙げられます。通常、故人様の身体の状態を考慮し、お亡くなりから数日~1週間のうちに葬儀を済ませてしまうため、お亡くなり後に見積りを取ると、内容・費用を確認するだけで、十分に検討することなく進めざるを得ません。事前に見積りを取ることにより、内容面・費用面でのトラブルを避けると共に、満足のいく葬儀も行えるようになります。       <7人に1人が事前に見積り> 実際に事前見積りを取ることにより、様々な恩恵を受けられます。そのため、全国儀式サービスでは、皆様に事前見積りをおすすめしています。結果、ご利用者様の7人に1人が事前見積りを依頼されています。様々な恩恵については、2.葬儀の事前見積りのメリットで紹介します。   もくじに戻る             2.葬儀の事前見積りのメリット   大きく5つのメリットがあります。①内容を冷静に判断できる②葬儀の費用が明確になる③検討する時間を十分に取れる④準備しておくことが明確になる⑤万が一の際に一から決めなくて済む①②③により、満足のいく葬儀を行えるようになります。また④⑤により、万が一の際の不安が解消され、ご心配な方の治療や介護などに専念できるようになります。         2-1内容を冷静に判断できる 見積書で内容を確認して、希望するものになっているか判断できます。分からないことや専門用語がたくさんあっても、葬儀社に聞く余裕があります。また事前に担当する葬儀社の「顔が見える」「対応が分かる」ことからも、依頼するのが良いか検討することができます。         2-2葬儀の費用が明確になる 葬儀は高額になる場合が多いため、費用を把握しておくことで安心を得られます。もし予算に見合わない場合は、葬儀社に価格交渉もしやすいです。お亡くなり後に故人様を前にして値下げ交渉するのは、心理的に難しいのが実状です。         2-3検討する時間を十分に取れる ご自身および家族が望んでいる内容・金額になっているかを検討できます。望んでいるものでなければ、変更を依頼したり、他の葬儀社に相見積りすることも、時間的に可能です。特に相見積りは、お亡くなり後には心理的・物理的に行うことが難しいです。実際には、病院からお帰り先への搬送を依頼した葬儀社に、そのままの流れで葬儀も依頼する場合が多いです。         2-4準備しておくことが明確になる 準備することが明確になると共に、準備に掛ける時間もより多く取ることが出来ます。     <葬儀までに準備する主な内容> ○葬儀費用現金での支払いが多いです。高額の現金を用意しておく必要があります。     ○病院からの搬送先お亡くなり後は、故人様を病院内に長く安置できず、数時間中に、安置できる場所へ搬送する必要があります。     ○遺影に使用する写真写真を探すのにも、選ぶのにも、時間を要します。故人様が女性の場合は、特に時間を掛けて行う傾向にあります。     ○宗教・宗派の確認信仰している宗教・宗派に沿った葬儀内容にするのが一般的です。菩提寺(ご先祖の眠るお墓がある寺院)がある場合は、僧侶への相談も必要になります。     ○御布施宗教者への御礼です。現金でお渡しするため、葬儀費用とは別に準備が必要です。     ○納骨場所の確認お墓(納骨堂)の有無を確認します。無ければ、準備・検討が必要となります。         2-5万が一の際に一から決めなくて済む 事前に決めた内容(見積書)をベースに進められます。必要に応じて変更すれば良いので、その分だけ負担を減らすことができます。     <お亡くなり後に決める場合に負担が掛かる内容の一例> ○依頼先(葬儀社・斎場)葬儀を検討する場合、最初に悩む内容です。スマートフォンが普及して、万が一の際でも簡単に検索できるようになりましたが、「都市部では、情報が多すぎて選べない」「地方では、情報が少なすぎて選べない」という状況があります。全国儀式サービスでは、日本全国から独自の基準で厳選し契約した、信頼・実績のある葬儀社のみを紹介しています。その点で安心してご依頼いただけます。     ○葬儀の内容・段取りお亡くなり後に決める場合は、2時間ほど掛けて故人様を搬送・安置した後、さらに2~3時間ほど掛けて葬儀社と打ち合わせして決めるのが一般的です。事前に決めておくと、その分だけ打ち合わせ時間を短縮できます。結果的に肉体的な負担も減らすことができます。     ○参列していただく人の範囲お亡くなり後に決める場合は、故人様と縁のあった方々を十分に把握できていない中で、決めなくてはなりません。参列者の数は、葬儀の規模と連動し、費用に大きく影響します。また注意して参列者の範囲を決めないと、葬儀に呼ばれなかった方々との関係が悪化する恐れもあります。事前に決めておくと、費用および人間関係の面でのトラブルを回避しやすくなります。   もくじに戻る             3.葬儀の事前見積りの取り方   3-1依頼先 ①葬儀社②葬儀社を手配する会社などが挙げられます。全国儀式サービスは、②に該当します。ご契約企業・団体に所属される方とご家族を対象に、葬儀社を手配し、葬儀の支援を行っています。         3-2見積り内容 大きく分けて「概要費用」「詳細費用」の2つがあります。   <概要費用> 葬儀の大まかな費用。費用の目安を知りたい時に便利です。必要最小限の項目について回答することで、費用を算出して教えてくれます。       <詳細費用> 葬儀内容を詳細に詰めた費用。具体的に検討するため、見積書の形式で出してもらいます。葬儀社と打合せした上で費用を算出してもらいます。     この記事では、詳細費用での事前見積りを念頭に置いて解説しています。         3-3依頼方法 大きく分けて3つのステップで進めます。①葬儀社(葬儀社を手配する会社)に依頼する②葬儀社と打ち合わせをする③見積書を受け取る       ①葬儀社(葬儀社を手配する会社)に依頼する <依頼手段> ○電話○ウェブサイトのお問合せフォームなどがあります。24時間365日受付しています。お急ぎの場合は、電話で依頼しましょう。依頼した後、あらためて葬儀社から電話連絡がありますので、葬儀社の案内に沿って進めていきます。         ②葬儀社と打ち合わせをする <打ち合わせ方法> ○電話での打ち合わせ○対面での打ち合わせがあります。     概算費用を希望する場合⇒「電話での打ち合わせ」となります。電話口で必要事項に答えていくと、その内容から目安となる費用を教えてくれます。正味15分程度で済みます。     詳細費用を希望する場合⇒「対面での打ち合わせ」となります。葬儀社と日程を調整した上で、後日打ち合わせを行います。予約なしに葬儀社(の斎場)へ直接訪問すると、通夜や葬儀の準備などで即時対応が難しい場合もあります。注意しておきましょう。以降は対面での打ち合わせについて、解説していきます。       <打ち合わせ場所> ○葬儀社の斎場○自宅などで行います。希望があれば日程調整の時に伝えましょう。また最近は、オンライン面談による打ち合わせが可能な場合もあります。葬儀社のホームページで確認するか、日程調整の際に直接聞いてみましょう。       <打ち合わせ時間> 1~2時間かかります。お亡くなり後に決めていく場合は、3時間くらいかかります。僧侶の都合を確認しながら、葬儀や火葬の日程も決めていく必要があるからです。       <打ち合わせ内容> まずは大枠を決めていき、その後に詳細項目を決めていきます。   ○大枠 ・お帰り先(安置場所) ・葬儀を行う場所 ・宗教・宗派(の確認) ・参列者の人数 ・葬儀の形式(二日葬・一日葬・直葬) など   ○詳細項目 ・葬儀品目(棺や祭壇など) ・飲食接待(会葬返礼品や料理など) など   ※お布施は僧侶に直接渡すため、見積書には含まれません。ただし、菩提寺をお持ちではなく、葬儀社に僧侶を紹介してほしい場合には、打ち合わせの際に相談しておきましょう。         ③見積書を受け取る 打ち合わせしたその場で提示される場合や後日郵送の場合があります。お急ぎの時は、その旨を打ち合わせ時に葬儀社へ伝えると、適宜対応してくれます。     <郵送の場合> 打ち合わせから一週間以内を目安に送られてきます。葬儀社によっては、外封筒で葬儀と気づかれないように対応してくれるところもあります。希望の場合は、打ち合わせ時に相談しましょう。見積書の他に、葬儀品目(祭壇や棺、供花、料理など)や斎場(葬儀を行う場所)の資料も入っているので、それも検討材料にしましょう。   もくじに戻る             4.葬儀の事前見積りを取る際の注意点   4-1必要項目を整理しておく 見積りの打ち合わせが円滑に進むように、あらかじめ質問される項目について整理しておくと、慌てません。   <整理しておくと良い項目> ○見積りの回答先(あなた)について ・お名前 ・住所 ・電話番号 ・ご心配な方との続柄     ○ご心配な方について ・お名前 ・生年月日 ・年齢 ・性別 ・住所 ・現在いらっしゃる場所  (病院/施設名・住所・電話番号)     ○葬儀について ・万が一の際の故人様の搬送先 ・葬儀を希望される地域 ・葬儀の形式  (二日葬・一日葬・直葬など) ・葬儀に参列者する人数  (家族・親族の人数、一般の方の人数) ・宗教・宗派  (故人様が信仰していた宗教) ・菩提寺の有無  (先祖の眠るお墓があるお寺のこと) ・葬儀を行う場所  (希望があれば)     ※全国儀式サービスへの依頼時には下記の項目もお伺いしています。 ・所属団体名 ・会員名 ・会員とご心配な方の続柄         4-2喪主および施主になる方が出席する 打ち合わせの際には、○喪主になる予定の方○施主(費用を支払う人)になる予定の方が出席するようにします。葬儀内容・費用に対しての行き違いやトラブルを防ぐのが目的です。また同様の理由で、できれば複数名で出席することが望ましいです。   もくじに戻る             5.葬儀の事前見積りの項目と見方   5-1費用項目の構成を理解しておく 基本的に見積書の書式は、葬儀社各社でバラバラとなっています。そのため、全体の費用がどのような構成になっているかを理解しておきましょう。     <葬儀の全体費用の構成> 葬儀社の見積書では、大別して2つの費用で構成されています。   ■葬儀費用通夜や葬儀・告別式で使用する品目やサービスなどに掛かる費用です。この項目の中には、○費用が固定の品目○条件によって費用が変動する品目があります。・お棺(固定)・祭壇(固定)・式場(参列者数によって変動)・安置施設(日程によって変動)・火葬料(地域によって変動)など     ■飲食接待・返礼品の費用通夜・葬儀に参列していただいた方への御礼やおもてなしに掛かる費用です。この項目は、参列者の数によって、費用が変動します。・通夜振る舞い※・精進落とし・会葬返礼品・香典返し(即日返し)など※地域によっては行わないところもあります。     ■補足:寺院関係の費用葬儀社ではなく、宗教者に直接支払います。そのため、葬儀社の見積書には含まれておりません。・お布施・お車代・御膳料など         5-2見積書の見方 確認する際のポイントとして、5つを紹介します。   <全体の費用> 予算内に収めるために必ず確認しましょう。       <各項目の数量と費用> 数量が「一式」となっていたり、不明瞭になっていたりする品目がないか、確認しましょう。       <品目の過不足> 過不足がある場合は、見積書に反映してもらうよう、葬儀社に依頼しましょう。       <葬儀後に費用が増える恐れのある品目> 飲食接待・返礼品の費用などは、参列者の数で変動する恐れがあります。そのことが明確になっているか確認しましょう。       <専門用語や記載内容> 分かりやすいかどうかも重要です。分からない品目などがあれば、葬儀社に尋ねましょう。   もくじに戻る             6.葬儀の事前見積りでよくあるご質問   Q:見積りを依頼すると、その葬儀社から催促の電話などが掛かってきますか? A:基本的には掛かってこないと思われます。ただし、ご心配な方が危篤の場合や、郵送物の受取を確認する場合に、葬儀社から連絡が来ることはあります。その点を理解しておきましょう。また見積りを依頼した葬儀社に、必ずしも依頼する必要もありませんので、ご安心ください。         Q:相見積りを取るときの注意点はありますか? A:同じ条件で見積りを取るようにしましょう。そうすることによって比較しやすくなります。反対に、条件を変えると金額が大きく変わる恐れがあります。注意しておきましょう。         Q:遠方の郷里での葬儀を検討しています。どうやって見積りを取れば良いですか? A:葬儀社と直接打ち合わせすることが難しい場合は、全国対応のサービスを提供している所に依頼すると良いです(全国儀式サービスも日本全国に対応しています)。また最近は、Web会議ツール(Zoomなど)やLINEで対応してくれる場合もあります。一度確認してみることをお勧めします。   もくじに戻る             7.まとめ:善は急げ。事前見積りは思い立った時に依頼しましょう   葬儀の事前見積りには、様々なメリットがあります。   <事前見積りのメリット(再掲)> ①内容を冷静に判断できる②葬儀の費用が明確になる③検討する時間を十分に取れる④準備しておくことが明確になる⑤万が一の際に一から決めなくて済む①②③により、満足のいく葬儀ができるようになります。また④⑤により、万が一の際の不安が解消され、ご心配な方の治療や介護などに専念できるようになります。しかし、大病を患うと葬儀の話自体をしづらくなってしまい、実際にはお亡くなりの直前・直後に相談される方が多いのが現状です。そのため、事前見積りは思い立った時に依頼することが大切です。全国儀式サービスでも事前見積りを承っております。この機会にぜひご相談ください。       <事前見積りの依頼窓口> 全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する       <事前見積りの依頼に役立つ冊子> はじめての葬儀「事前見積り」依頼・検討ガイド葬儀の見積りを取って検討するための手びきです(全24ページ)。     ○見積りの依頼から検討に至るまでのポイントや役立つ情報を、より詳しくまとめています。○図解やイラスト入りで、より分かりやすくなっています。○冊子タイプで、より見やすくなっています。     資料請求する(無料)    

詳細を見る
葬儀の打合せ

2023年 12月 14日(木)

葬儀の打ち合わせ-場所やタイミング、話し合う内容や注意点を解説

2024年1月24日更新。葬儀の準備を進める上で最初に行うのが、葬儀の打ち合わせです。一般的に葬儀は経験する機会が少ないため、どんなことを打ち合わせするのか、詳しくない方が多いのが実状です。そこで、葬儀の打ち合わせに関して「喪主・遺族として気になること」をまとめました。万が一に備えるための一助としてご活用ください。         【もくじ】 1.葬儀の打ち合わせ場所とタイミング  1-1打ち合わせのタイミング  1-2打ち合わせ場所  1-3打ち合わせをすぐに行う理由   2.葬儀の打ち合わせ前に知っておくこと  2-1所要時間  2-2服装  2-3持ち物  2-4心構え   3.葬儀の打ち合わせ内容  3-1喪主  3-2故人様の宗教・宗派  3-3葬儀の日程と菩提寺の都合  3-4葬儀を行う場所  3-5葬儀の参列者(規模)  3-6葬儀の内容   4.葬儀の打ち合わせ時の注意点  4-1葬儀の費用について  4-2地域の風習について   5.葬儀社へ事前に相談しておくと安心   6.まとめ:葬儀の打ち合わせについて理解して、少しでも落ち着いて臨みましょう         1.葬儀の打ち合わせ場所とタイミング   1-1打ち合わせのタイミング 故人様を病院からお帰り先へ搬送し、安置した後に行うのが一般的です。安置した時間が深夜の場合は、翌朝午前中に打ち合わせ時間を設けることもあります。また、遠くに住いをおく長男長女の到着を待つために打合せの日程が半日~1日遅れる事もよくあります。     <ご臨終後~打ち合わせまでの流れ> ①故人様のお帰り先を決める②葬儀社を手配する(搬送を依頼する)③菩提寺や親族、会社に訃報連絡する④死亡診断書を受け取る⑤故人様をお帰り先へ搬送する⑥お帰り先で故人様を安置・焼香する⑦葬儀社と打ち合わせをするそのため実質的には、お亡くなりになってから2~3時間後には打ち合わせすることになります。※①~⑥の詳細は、病院や自宅で亡くなった後の流れ-連絡や搬送、ご安置や葬儀の手配についてをご参考ください。とても重要なので、ぜひご一読ください。         1-2打ち合わせ場所 故人様の安置場所で行うことが多いです。故人様を安置した後、その流れで打ち合わせをします。そのため、安置場所となる自宅や葬儀社の斎場(控室)で行われることがほとんどです。         1-3打ち合わせをすぐに行う理由 故人様の尊厳を守るためです。亡くなると身体の腐敗が進んでいきます。可能な限り、きれいな状態で火葬することを考えて、葬儀を早めの日程で設定できるよう、安置後すぐに打ち合わせを行います。また親戚のみでなく、ご心配をかけている故人と所縁ある関係者への連絡を早く済ますことも参列者への配慮となります。特に都市部では、人口が多い分だけお亡くなりになる方も多く、火葬場の予約を取りにくい状況があります。そのため、お亡くなり後、早い段階での打ち合わせすることが、とても重要になってきています。   もくじに戻る             2.葬儀の打ち合わせ前に知っておくこと   2-1所要時間 一般的に2時間から3時間程度かかります。遺族間で考え方に相違がある場合、さらに時間がかかる恐れもあります。打ち合わせまでに時間を取れる場合は、ある程度の方針を身内の中で話し合っておくと良いです。なお、ネット系の葬儀社の場合は、葬儀品目がパックになっていることが多く、決めることが少ないため、一方的に説明を聞くに留まります。そのため、所要時間は約1時間程度となります。         2-2服装 葬儀の時とは異なり、打ち合わせでは服装の決まりはありません。実際には、故人様を搬送する時に着ている服装でそのまま打ち合わせすることになります。もし、打ち合わせまでに時間がある場合は、派手な色・素材・柄の服は避けて、落ち着いた色調の服を選びましょう。         2-3持ち物 葬儀の打ち合わせの際、下記の3点を用意しておきます。○死亡診断書○印鑑(認め印で可)○遺影用の写真(候補2枚くらい)     <死亡診断書> 役所へ死亡届を提出するために必要です(1枚の用紙に、死亡診断書と死亡届が並んで配置されています)。役所への提出は葬儀社が代行してくれることも多いため、その場合は打ち合わせの際に記入します。       <印鑑> 死亡届に押印するために使用します。※法改正により、令和3年9月1日から押印の義務が廃止されましたので、押印は届出人の任意となります。       <遺影用の写真> 通夜に間に合わせるため、葬儀の打ち合わせの際に求められます。紙にプリントした写真の他、スマホで撮影した写真画像でも対応が可能です。念のため、複数枚の候補を用意しておくと、相談しながら決めることができます。通常、通夜の前日までに用意して葬儀社に提出します。難しい場合は葬儀社に相談しましょう。     ■写真を選ぶ際のポイント(一例)○顔のピントがあっている。○顔の大きさが10円玉以上の大きさがある。⇒引き延ばした時に目の部分が粗くならないようにするためです。○自然な表情である。⇒以前は真面目な表情の写真が選ばれていましたが、最近は故人様を偲びやすい写真が選ばれています。         2-4心構え <複数人で打ち合わせに臨む> お亡くなり直後は、病院と自宅の往復や、病室(待合室)での長時間の待機などにより、家族全員が精神的・肉体的に疲れています。そういった状況の中で打ち合わせするため、一人では冷静に判断できない恐れもあります。複数人が打ち合わせに出席するようにしましょう。       <家族で相談して決める> 葬儀の打ち合わせでは、しっかりとご自身(家族)の考えや意向を伝えることが大切です。葬儀社は、プランをベースにして、遺族の要望に適した内容を提示してくれます。予算とのバランスも考えて、最後は家族で納得して決めることが重要です。大きな費用がかかるため、分からないことは質問して、家族で話し合って決めましょう。   もくじに戻る             3.葬儀の打ち合わせ内容   3-1喪主 最初に喪主を決めます。喪主は、ご遺族の代表として葬儀を主催する責任者です。葬儀の打ち合わせ内容において、最終的な決定を行います。喪主には故人様から最も近い遺族(例えば、配偶者や長男・長女など)が選ばれるのが一般的です。         3-2故人様の宗教・宗派 故人様が信仰していた宗教および宗派で、葬儀を執り行うのが一般的です。日本では9割以上が仏教の形式での葬儀となりますが、宗派によって、葬儀内容が異なってくるため、確認が必要になります。分からない場合は、親戚の年長者などに確認しましょう。菩提寺(先祖のお墓や納骨堂がある寺院)がある場合は、寺院の名称や連絡先をメモしておきましょう。         3-3葬儀の日程と菩提寺の都合 葬儀の日程を決めます。日程は、菩提寺の都合を伺いながら設定します。また日程は、葬儀の形式とも連動します。最近は、遺族の意向や状況により、通夜や葬儀・告別式を行わない形式(一日葬・直葬)も少しずつ増えてきているようです。     <葬儀の形式と日程> ○一般葬…2日間の日程(通夜、葬儀・告別式を行う形式)○一日葬…1日の日程(通夜を省略した形式)○直葬 …1日の日程(通夜、葬儀・告別式を省略した形式)       <日程を決める際に考慮すること> ①僧侶のご都合菩薩寺がある場合は、僧侶に相談します。通夜および葬儀・告別式で読経していただくため、日程調整の上で重要となります。菩提寺が近く、故人様の信心が深かった場合などは、お通夜の前に“枕経”のために僧侶がお見えになることもあります。     ②火葬場の空き状況火葬場の空き状況を確認した上で、通夜および葬儀・告別式の日程を決めます。火葬場の空きが無い場合は、日程が後ろにズレてしまいます(その間は、故人様を安置し続けることになります)。     ③斎場(式場)の空き状況火葬場と同様に、空きが無い場合は日程が先に延びることがあります。     ④参列してほしい方のご都合遠方から親族を呼ぶ場合、到着が間に合うように、余裕を持った日取りにします。         3-4葬儀を行う場所 <葬儀を行う場所の種類と特徴> ■葬儀社の斎場(式場)○設備が充実している。○遺族の要望に合わせやすい。○公営斎場に比べると費用は高め。     ■公営斎場○費用が安価。○火葬場が併設され、移動が少ない。○時間をはじめ使用上の制限は多い。○人気があるため予約が埋まりやすい。○すべての自治体にあるわけではない。     ■寺院○近所にあることが多く、参列しやすい。○宗教が制限される場合がある。○檀家でなくても借りられるホールを境内に備えている場合もある。○公営斎場・葬儀社の式場よりも使用料が高いことがある。     ■集会所○日程の空き状況の確認、申し込みは、遺族が行う必要がある。○費用が安価。○設備は必要最小限に留まる。○葬儀専用の施設ではないため、別途設備費(テント等)がかかることがある。○備品の準備・後片付けは遺族の手間となる。     ■自宅○斎場使用料が掛からない。○時間の制約なく故人様と対面できる。○一定の広さが必要。○近所への配慮が必要。○場合によっては近隣の車庫や庭を借りる必要がある。○自宅の片付け・整理を行う必要がある。○別途設備費(テント等)がかかることがある。   などがあります。       <場所を決める際に考慮すること> ■遺族側の利便性・快適性○アクセス(自宅から斎場へ)○控室の設備(布団・バスルームなど)○故人様との面会時間○付き添い安置の可否○火葬場へのアクセス     ■参列者側の利便性・快適性○アクセス(交通の便)○参列者数にあった広さ○駐車場の台数○宿泊施設の有無(遠方からの参列者向け)   などを踏まえて適した斎場を選びましょう。         3-5葬儀の参列者(規模) どこまでの範囲の人に参列していただくかを概算で決めます。参列者の人数・範囲は①遺族②親族(親戚)③一般会葬者を分けて検討すると良いです。③一般参列者の人数は年賀状などを目安に検討しましょう。     参列者の数を先行して決めるのは、数に応じて、適した広さの式場を選ぶ必要があるからです。その他にも、○飲食の数量(通夜振る舞い・精進落とし)○返礼品の数量(会葬返礼品・香典返し)○火葬場同行のマイクロバスやハイヤーの台数などは、参列者数に応じて変動します。規模が大きくなるにつれて、その分費用も高くなります。         3-6葬儀の内容 葬儀の詳細を決めていきます。     <基本となるセットやプランを選ぶ> 葬儀を行うために必要な品目は、あらかじめセット組みされ、プランとして提示される場合が多いです。また、そのプランがさらにグレードごとに分かれている形式となっています。プラン内容は葬儀社によって異なるため、きちんと内容を確認することが大切になります。       <オプションを選ぶ> 遺族が判断して選ぶ品目やグレードアップできる品目は、オプションで選ぶ場合が多いようです。   ■例○湯かん○骨壺○お棺○霊柩車○マイクロバス(火葬場への移動等で使用)○飲食接待(通夜振る舞い・精進落とし)○返礼品(会葬返礼品・香典返し)など   もくじに戻る             4.葬儀の打ち合わせ時の注意点   4-1葬儀の費用について <御見積書で費用を確認する> 大きい金額になるので、必ず御見積書を出してもらいましょう。その上で、○予算に見合った金額になっているか○過不足の品目はないか○不明な品目はないか○打ち合わせした内容に即しているか必ず確認しましょう。分からないことがあれば葬儀社に質問して、内容を明確にしておきましょう。       <葬儀後に費用が追加される品目がある> 参列者をおもてなし(通夜振る舞い・精進落とし)した際の飲み物の費用や返礼品などは、葬儀後に加算されて請求されます。御見積書を出してもらった際に確認しておきましょう。       <支払方法・期日を確認する> 基本的には現金支払いであることが多いです。期日までに必要な金額を用意する必要があるので、確認しておくと安心です。銀行振込やクレジットカード決済などの対応についても確認しておきましょう。         4-2地域の風習について <火葬の順番が前後する> 地域によって火葬するタイミングは異なります。   ■例○通夜⇒葬儀・告別式⇒火葬 …後火葬と言う○通夜⇒火葬⇒葬儀・告別式 …前火葬と言う○火葬⇒通夜⇒葬儀・告別式 …骨葬と言う   火葬の順番が異なることを知らずに、駆けつけた親族が「故人様のお顔を見ることが出来なかった」とならないよう、葬儀社に葬儀の流れを確認しておきましょう。       <おもてなし料理の有無> 「通夜振る舞い」は、地域によって行わない所もあります。また行った場合でも、出席者は遺族・親族に範囲を限定する所もあります。ある地域では、葬儀・告別式の前に「御斎(おとき)」と称して、遺族・親族で食す所もあります。飲食の費用は、参列者の数に応じて大きく変動するので、その地域の風習について確認しておきましょう。   もくじに戻る             5.葬儀社へ事前に相談しておくと安心   お亡くなり後の打ち合わせでは、心身ともに疲れた状態で行わなければならないため、全国儀式サービスでは、事前相談(事前見積)をオススメしています。最近では、ご家族だけでなく、ご本人が終活として相談するケースも増えています。     <事前相談の主なメリット> ■納得のいく葬儀を行える○葬儀の費用・内容が明確になる。○複数の葬儀社で比較・検討が可能。     ■万が一への不安が解消される○準備が明確になり、時間もかけられる。○治療や介護などに専念できる。     家族が一度大病を患うと、葬儀について話題に上げるのが難しくなってしまいます。思い立った時に行うのが良いです。ぜひこの機会にご検討ください。   もくじに戻る             6.まとめ:葬儀の打ち合わせについて理解して、少しでも落ち着いて臨みましょう   葬儀の打ち合わせは、お亡くなり直後に数時間かけて行うことが一般的です。病院での長時間待機で心身ともに疲労している中、馴染みのない高額なサービスについて内容を決めていくのは大変な作業です。そのため、ここで紹介した、葬儀の打ち合わせのポイントを抑えて、不安を取り除いた形で打ち合わせに臨んでいただければと思います。もし時間に余裕があるのでしたら、事前相談(事前見積)をオススメします。お願いする葬儀社を決めかねているのでしたら、全国儀式サービスへお電話ください。地域で実績のある、信頼のおける葬儀社を紹介いたします。       24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。   全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する  

詳細を見る
葬儀の打合せ

2020年 01月 31日(金)

葬儀を主催する際に考えておく7つのこと

2024年1月24日更新。実際に葬儀を主催する立場になった時に慌てないように…、そんな考えから最近では葬儀の事前相談をする人が増えてきました。しかし、葬儀社に話をするのはハードルが高いという人も多いと思います。ここでは葬儀を執り行うまでに調べ、考え、相談しておいた方が良い項目を7つにまとめました。   【もくじ】 ・1葬儀の形式 ・2葬儀の規模 ・3宗教・宗派 ・4葬儀社・葬儀場の候補 ・5喪主の決定 ・6安置場所 ・7写真の準備・副葬品の確認 ・まとめ   1 葬儀の形式 葬儀の形式には、通夜・葬儀と二日間執り行う一般的な方法の他に、通夜を省いた一日葬や、儀礼を行わない直葬など様々な形式があります。参列者への案内、菩提寺との関係、葬儀後の供養なども含めてどの形式にするかを決めておく必要があります。   2 葬儀の規模 葬儀に参列される人数の予測を立てておくと葬儀場を選定する際の判断基準になります。親族(火葬場まで同行する人)と一般参列者を分けて考えておくことで精進落としなどの料理などを考える時にも目安になります。 3宗教・宗派 宗教形態にも仏式・神式・キリスト教式・無宗教など様々な形態があります。仏式であれば菩提寺があるかどうかを確認します。菩提寺がある人は戒名やお布施の相談をしておくと良いでしょう。神式やキリスト教でもお付き合いのある宗教者がいれば同様に相談しておきましょう。宗教者との付き合いが無い人は、葬儀社に相談すれば紹介をしてもらえます。無宗教でお考えの場合には、具体的にどのような葬儀にしたいのかを詳しく葬儀社と相談しましょう。 4葬儀社・葬儀場の候補 亡くなった時点で葬儀社を探し始めるのは時間も無く、判断が難しいため、事前に数社の葬儀社に話を聞き、どこの葬儀社に依頼するかを決めておきましょう。葬儀場に関しても、利便性や設備、人数などによってある程度決めておくと良いです。ただし、状況によって日程が延びることなどもありますので、第二・第三の候補も検討しておいてください。 5喪主の決定 家族の間で誰が喪主を務めるかを話し合っておいてください。一般的に、喪主は配偶者やお子様が務めます。喪主を務める人と挨拶をする人、また金銭的な負担を担う方が別であっても問題はありません。喪主は葬儀だけでなく、後に続く年忌法要やお墓の継承などの責任も持つことが多いようです。 6安置場所 病院で亡くなった際、病院からは平均2時間ほどで出発します。故人をどちらに安置するかを決めておきましょう。自宅に安置するのが基本とされてきましたが、昨今では住宅事情や近隣の方に知られたくないということから、首都圏を中心に葬儀社の安置施設に安置する人も増えてきました。 7写真の準備・副葬品の確認 葬儀には遺影を飾ることが多いですが、遺影は葬儀後も残るため、写りの良いものを選びたいものです。一般的に男性は写真が少なく、女性は写真が多すぎて選べない、と言われます。ピントが合っている写真で、できるだけ大きく写っているものを選びましょう。写真上の服装は修正が可能なので服装にこだわる必要はありません。以前は遺影写真といえば喪服でしたが、最近では普段着ているもので遺影を作られる方がほとんどです。表情もその人らしい柔らかい表情のものを選んでおくと良いでしょう。葬儀社によっては事前に遺影用の写真を撮影するサービスを行っているところもあります。 副葬品とは火葬の際にお棺に一緒に納める故人ゆかりの物のことです。納めることができない物も多いですから、納めたい物を事前に葬儀社に相談しておくと良いでしょう。 まとめ 葬儀を主催する時に調べ、考え、準備しておくことを7つご案内しました。家庭によっては他にも相談しておくべき項目もあるかと思います。自分が喪主を務めるからといって、ひとりで考えるのではなく、兄弟や親戚に相談することも大切です。意見が異なった場合の優先順位は①故人の希望 ②喪主の希望 ③家族の希望 ④親族の希望 ⑤会葬者の都合です。まずは故人にとって良いと思う方向性で考えてみると良いでしょう。       24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。   全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する  

詳細を見る
葬儀の打合せ

2023年 09月 14日(木)

葬儀の日程について-葬儀の一般的な日程、決め方や注意点などを解説

2024年1月24日更新。大切な方を亡くした際、葬儀や火葬の日程はどのように決めていけばよいのでしょうか?お別れは名残惜しいものですが、ご遺体の保全には限界があり、あまり長引かせることはできません。この記事では、葬儀を遺族として初めて執り行う方を対象に、一般的な葬儀の日程や決め方、注意点などを詳しく説明します。※火葬のタイミングについて「後火葬(あとかそう)」といって、葬儀・告別式後に火葬を行うことが一般的です。ただし、地域やご遺体の状態によっては「前火葬(まえかそう)」といって、葬儀・告別式の前に火葬を行うこともあります。ここでは「後火葬」のケースで説明を進めていきます。参考:火葬は地域によって順番が異なる         【もくじ】 1.葬儀の日程について  1-1基本的な日程  1-2補足:一日葬の場合  1-3補足:直葬の場合   2.葬儀の日程の決め方  2-1日程を決めるタイミング  2-2日程を決める場所  2-3日程を決める人  2-4決めていく順番  2-5決めていく際に確認すること   3.葬儀の日程を決める際の注意点  3-1友引に注意する  3-2地域の風習に注意する  3-3時期に注意する  3-4日延べに注意する   4.事前相談しておくと安心   5.よくある質問   6.まとめ:いざという時に安心してお任せできる葬儀社を選んでおきましょう         1.葬儀の日程について   1-1基本的な日程 一般的な葬儀を執り行う場合、基本的には3日間もしくは4日間かけて行います。     【3日間の場合】 お亡くなりになった日を1日目とし、2日目が通夜、3日目が葬儀・告別式と火葬です。深夜から未明に亡くなられた場合、当日に通夜を行う日程も考えられますが、準備が間に合わないかもしれません。一般的な葬儀の場合、最短で3日間が現実的といえるでしょう。       【4日間の場合】 2日目が仮通夜、3日目が通夜、4日目が葬儀・告別式と火葬です。時間に余裕があり、遺族や参列者が無理なく準備を進めやすい日程です。       しかしながら、実際には様々な事情が絡むため、このような日程で行うケースばかりではありません(詳しくは2.葬儀の日程の決め方を参照)。また、葬儀の形式によって流れや日程が異なります。         1-2補足:一日葬の場合 葬儀・告別式の前日に行われる通夜を省略します。日程はそのままで行うこともあれば、短縮することもあります。         1-3補足:直葬の場合 通夜、葬儀・告別式のいずれも省略します。  ただし、法定伝染病などを除き、亡くなってから24時間経過しないと火葬ができませんので、最短でも2日間は必要です。     もくじに戻る             2.葬儀の日程の決め方   2-1日程を決めるタイミング 故人様を安置後、そのまま葬儀社と打ち合わせを行い、決定することが多いです。深夜の場合は、時間を改めて行うこともあります。         2-2日程を決める場所 葬儀社との打ち合わせ時に決めますので、自宅や安置施設などです。         2-3日程を決める人 喪主を中心とした遺族、僧侶、葬儀社の三者が相談して決めます。         2-4決めていく順番 次の順番で決めていきます。  

詳細を見る
葬儀の打合せ

2020年 01月 14日(火)

葬儀をどこで執り行うか?~葬儀場の種類~

2024年1月24日更新。いざ葬儀を行う状況になった時、どこで葬儀をしたらいいか迷ってしまう人も多いと思います。葬儀を執り行う場所には、公営斎場、民営斎場、寺院斎場、菩提寺、公民館や集会場、そして自宅などがあります。各施設にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。   【もくじ】 ・公営斎場 ・民営斎場 ・寺院斎場 ・菩提寺での葬儀 ・公民館・集会所での葬儀 ・自宅での葬儀 ・その他の葬儀場 ・おわりに   公営斎場 地方自治体などが運営または民間業者に運営を委託している施設です。使用料金は公営なためかなり廉価なところが多いですが、基本的に自治体の住民に向けた施設のため、住民以外の方が利用しようとすると、使用料や日程・時間などで不利になることがあります。また、公営斎場での葬儀を希望する人が多いため比較的混んでいることが多く、葬儀までに日にちが空く可能性もあります。 民営斎場 葬儀社や葬儀関連会社などが運営している施設です。公営斎場と並んで利用する人が最も多い葬儀場です。葬儀専門に作られているため、設備が整っており、使用料も比較的廉価になっています。基本的には、運営している葬儀社に葬儀を依頼することが前提になっていることが多いようです。 寺院斎場 お寺の境内などにある施設です。そのお寺に直接関連を持たない人にも貸し出しをしています。葬儀だけでなく法事などにも利用できるところが多いようです。寺院斎場は首都圏に多く、大規模な社葬などを行える施設もあります。また、使用料金は公営斎場や民営斎場に比べると高めの設定になっている場所が多いです。     菩提寺での葬儀 寺院斎場とは異なり、檀家だけが使用できる施設です。葬儀以外にも法事なども行われます。また、特に葬儀場としての設備が無いところも多く、お寺の本堂などで行われることもあります。使用料金は菩提寺と檀家の関係性によって異なるため様々です。菩提寺で葬儀を行う場合でも葬儀社には依頼をします。 公民館・集会所での葬儀 自治会館などとも呼ばれ、町内会や地域の組合が運営している施設であり、使用料金はかなり安いことが多いです。こういった施設は本来、葬儀用ではないため、会場によっては受付や控室などのスペースを作るために葬儀社が用具を持ち込まなければならないこともあり、別途費用が発生することもあります。基本的にはその町内会や地域の組合に属している人のみが使用できます。   自宅での葬儀 都市部ではかなり減ってきましたが、自宅で葬儀を行うことも可能です。自宅なので当然、貸出料金はかかりませんが、受付用のテントや幕類設備を用意する必要が出てくるため、別途費用がかかることもあります。また、自宅内でのスペースを確保するために家具の移動を行う必要もあります。都市部では霊柩車などの出棺車両、準備や後片付けの時の業者の車両、親族・会葬者など参列者の車両など、駐車スペースの確保に問題が発生することもあります。さらに、近隣の方への影響もあるため近所への挨拶は必ず必要になってきます。最近増えている家族だけでの葬儀「家族葬」を執り行いたい場合には、自宅での葬儀は不向きです。   その他 上の6つに当てはまらない葬儀場として、キリスト教の教会やお別れ会を行うホテルなどがあります。また、東京都区部の火葬場などには、民営でも火葬場に併設されている葬儀場もあります。施設ごとに使用ルールがありますので、使いたい場合にはその施設と良く相談する必要があります。   おわりに 葬儀を行う場所として7種類を上げましたが、どの場所にもメリットとデメリットがあります。葬儀場を選ぶ際には、①料金 ②自宅からの距離 ③交通アクセス ④対応規模 ⑤設備 ⑥空き状況、など様々な要因が複雑に絡み合います。葬儀を希望するエリアにどんな施設があるのかを良く調べ、希望する葬儀にとって何が一番良いのか、何を優先するべきかを良く考えて選択をしましょう。       24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。   全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する  

詳細を見る
葬儀の打合せ

2024年 01月 27日(土)

葬儀に呼ぶ人の範囲はどこまで?目安や決め方、呼ぶ際の注意点などを解説

葬儀の内容を決めていく際、重要となる項目の一つとして「葬儀に呼ぶ人の範囲(参列者数)」が挙げられます。葬儀に呼ぶ人の範囲は、斎場(式場)の広さやおもてなし料理(通夜振る舞いや精進落とし)の数量などに影響し、結果として葬儀費用の変動も大きくなるため、適切に検討できると安心です。この記事では、葬儀に呼ぶ人の範囲について、検討方法や呼ぶ際の対応方法、注意点を解説します。葬儀を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。         【もくじ】 1.葬儀に呼ぶ人を決める時の方針  1-1故人様の遺志がある場合は尊重する  1-2家族で相談して決める  1-3できれば候補リストを作成する   2.葬儀に呼ぶ人の決め方  2-1故人様や遺族との関係性で決める  2-2葬儀の形式で決める   3.決める際に併せて検討しておくこと  3-1供物(供花)や香典の受け取り  3-2四十九日法要に呼ぶ人の範囲  3-3遠方から参列する親族の対応   4.葬儀に呼ぶ人への連絡  4-1呼ぶ範囲を限定しない場合  4-2呼ぶ範囲を限定する場合(家族葬)   5.葬儀に呼ばない人への対応  5-1葬儀後または忌明け後に連絡する  5-2後日の自宅への弔問に備える   6.まとめ:故人様の遺志や生前のお付き合いを考慮して呼ぶ人の範囲を決めましょう           1.葬儀に呼ぶ人を決める時の方針   1-1故人様の遺志がある場合は尊重する 葬儀に呼ぶ人の範囲について、○故人様が生前よく口にしていた○遺言などによって意向が残されていた場合は、その遺志を尊重します。その内容が仮に実現するのに難しい場合も、できる限り意向に沿うようにします。         1-2家族で相談して決める 故人様の生前の意向等が無かった場合は、喪主を中心に遺族で葬儀に呼ぶ人の範囲を決めます。決めた後に、反対意見や葬儀に呼ぶ人の漏れが出ることを防ぐためにも、一人では決めず、複数人で決めるようにします。         1-3できれば候補リストをつくる 「親族」「故人様の知人・友人」「故人様の医療・介護の関係者」「遺族の知人・友人、会社・学校の関係者」などのカテゴリーごとに分類して、リストや一覧表にします。○範囲を検討しやすく、漏れが出にくい。○参列者数を算出しやすい。○葬儀社にも伝えやすい。○葬儀の案内をする際も円滑に連絡しやすい。といった利点があります。   もくじに戻る           2.葬儀に呼ぶ人の決め方   2-1故人様や遺族との関係性で決める 故人様と縁の深い人から順に、葬儀に参列してほしい人を決めていきます。   <家族> 故人様から見て、○配偶者○子供(およびその配偶者)○孫○両親(存命であれば)などが参列者として挙げられます。       <親族> 危篤の時に連絡した親族(故人様から3親等くらい)を参考に決めていきます。故人様から見て、○兄弟姉妹○兄弟姉妹の子供(甥・姪)○兄弟姉妹の孫○配偶者の両親○配偶者の兄弟姉妹などが参列者として挙げられます。該当する親族の中に、遠方に住んでいる方がいる場合でも、参列の可否に関わらず、声をかけるのが一般的です。また手書きで良いので、家系図を書きながら検討していくと、整理しやすく、人数も数えやすいです。 ※コラム「危篤とは?病院から家族の危篤連絡を受けたら?するべきことや考えておくこと」より再掲出。       <故人様の知人・友人> 生前に公私で交流のあった方々です。○学生時代の友人○趣味を通じて知り合った方○職場関係で(退職後も)交流のあった方などが参列者として挙げられます。住所録(電話帳)や携帯電話の電話帳、過去に届いた年賀状などを参考に検討します。離れて暮らしていると、置き場所が分からない場合もあるので、事前に探しておくと良いでしょう。       <家族の知人・友人> 職場関係や学校関係の方が中心となります。○家族の勤め先で交流のある方○子供の通学先で交流のある方○上記以外の知人・友人などが参列者として挙げられます。家族の各自で想定される方を検討します。       <地域・近所の方> 故人様および家族が交流していた方々です。○近所付き合いのあった方○介護関係でお世話になった方○病院関係でお世話になった方などが参列者として挙げられます。介護関係・病院関係の方々は、生前によく会っていた場合があります。離れて暮らしていると気づきにくいので、注意しておきましょう。         2-2葬儀の形式で決める あらかじめ葬儀の形式で希望がある場合は、その規模に合う形で葬儀に参列してほしい人を決めていきます。     <家族葬> 故人様の家族・親族を中心とした少人数で行う葬儀です。参列者は10人から30人くらいの範囲で執り行われることが多いようです(明確な決まりはありません)。故人様から見て、○家族○親族○特に親しくしていた友人・知人などが参列者として挙げられます。厳密に家族だけに限定する必要はありません。参列してほしい方がいる場合は、お声掛けするようにしましょう。       <直葬> 通夜や葬儀・告別式といった宗教的な儀式を行わず、火葬のみを行う形式です。火葬式とも呼ばれます。直葬では、故人様を安置場所から出棺して(棺に納めた状態で送り出して)火葬場へ向かいます。式場を使用しないため、弔問に訪れた方を受付・収容するスペースが十分になく、人を多く呼ぶことができません。結果として、故人様にとって、ごく身近な家族だけが立ち会う場合が多いです。       <一般葬> 昔から現在に至るまで、よく行われる一般的な葬儀です。参列者を制限しないのが特徴です。そのため、参列してほしい人を決める必要はありません。ただし参列者が多くなるため、葬儀のご案内をする際に、連絡する相手(各お付き合いの中での代表者や中心人物)を決めておきます。そして、お手数をおかけすることになりますが、その方から関係者へ伝達をお願いするようにしておきます。       上記3つの形式の詳細は、別の記事で解説しています。ぜひご参考ください。家族葬の詳細直葬の詳細一般葬の詳細   もくじに戻る           3.決める際に併せて検討しておくこと   3-1供物(供花)や香典の受け取り 供物(供花)は、故人様の霊前にお供えするものです。生前に親しくしていた方から深い弔意を示す形でいただくことが多いです。香典は、故人様の霊前にお香やお花の代わりとして供える金銭のことを一般的に言います。香典も供物も、いただいた際にはお返しをするのが一般的です。最近では、参列者の負担を抑えたり、お返しを用意する手間を省いたりするために、辞退する場合もあります。その場合は、葬儀のご案内をする際に辞退する旨を必ず伝えましょう。         3-2四十九日法要に呼ぶ人の範囲 葬儀から約1ヶ月半後には、四十九日法要が控えています。四十九日法要では、参列者の範囲は家族・親族が中心にするのが一般的です。そのため、家族葬などで葬儀に呼ぶ人の範囲を狭めすぎてしまうと、四十九日法要の際に呼ぶ人の範囲について、再び悩むことがあります。あらかじめ想定しておくと安心です。ちなみに「初七日法要」は、葬儀当日に繰り上げて行われることが多いようです(式を執り行う宗教者に確認し、ご了解を得ておきます)。         3-3遠方から参列する親族の対応 正確には、参列が決まってからになりますが、状況に応じて、遠方から訪れる親族のために宿泊を手配する必要が出てきます。交通手段(飛行機や新幹線)も併せて手配する場合があります。実際に遠方から訪れる親族の人数にもよりますが、葬儀社の直営斎場で葬儀を行う場合は、遺族の控室(仮眠室)を活用できます。布団やシャワールームなどの設備を備えていることが多いです。上記が難しい場合は、近隣の宿泊施設を予約します。分からない場合は葬儀社に相談してみましょう。   もくじに戻る           4.葬儀に呼ぶ人への連絡   4-1呼ぶ範囲を限定しない場合 電話で連絡することが一般的です(最近は伝える相手に応じて、メールが用いられることもあります)。理由は、案内状の送付では間に合わないケースが多いからです(翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式を行う等)。親族以外の方へは、「2-2の一般葬」のところでも紹介した通り、各お付き合いの中での代表者や中心人物を選定して、連絡します。そして、その方に拡散していただくようにお願いしておきます。         4-2呼ぶ範囲を限定する場合(家族葬) 電話が確実です。来てほしい人だけに連絡し、その際に参列者を限定して葬儀を行う(家族葬である)ことを必ず伝えます。他の人に伝わると、想定していない方が当日に参列される恐れがあります。注意しておきましょう。基本的には喪主が連絡します。喪主の負担が大きい場合には、家族で分担して連絡します。         葬儀に呼ぶ人への連絡の詳細は、「訃報連絡と葬儀のご案内-伝える相手や手段、内容や文例を紹介」で解説しています。ぜひご参考ください。   もくじに戻る           5.葬儀に呼ばない人への対応   5-1葬儀後または忌明け後に連絡する ○参列の代わりに、供花・供物や香典をいただいた方⇒葬儀後に連絡します。葬儀後1~2週間以内に「葬儀が無事に滞りなく済んだこと」をハガキ等で報告します。遠方にいて参列できなかった方(親族や故人様の友人・知人)が多い傾向にあります。遺族も直接会いに行くことが難しいため、書面や電話で報告することが一般的です。       ○葬儀にお呼びしなかった方(手紙だけのやり取りだった方など)⇒四十九日法要後に連絡します。四十九日法要および納骨が済んだ後に、その旨をハガキ等で報告することが一般的です。このタイミングで通知するのは、葬儀後の弔問が増えることを避けるためでもあります。伝えなかったことの理由(例:家族葬で行ったため)を文面に盛り込むと、より丁寧です。実際には、喪中はがき(年賀欠礼状)で済ませる場合も多いです。         5-2後日の自宅への弔問に備える ○当日葬儀に参列できなかった方○葬儀後に訃報を知った方などが、後日弔問に訪れる場合があります。特に葬儀に呼ぶ人を親族に限定した場合は(家族葬など)、ご近所の方や故人様の知人・友人が訪れることが多いです。そのため、弔問対応の準備を念のためにしておきます。具体的には、○掃除 玄関や仏壇・仏間、応接間など○必要品の用意 ・座布団、椅子(足の悪い方向け) ・お茶、お菓子 ・香典を持参した方への返礼品(香典返し)などを行います。   もくじに戻る           6.まとめ:故人様の遺志や生前のお付き合いを考慮して呼ぶ人の範囲を決めましょう   葬儀に呼ぶ人の範囲を決める時の方針は、○故人様の遺志がある場合は尊重する○家族で相談して決めることが大切です。実際、決めていくにあたっては、○故人様や遺族との関係性で決めることをおすすめします。また以下についても併せて検討できると、より良いです。○香典や供物(供花)の受け取り○四十九日法要に呼ぶ人の範囲○呼ぶ人・呼ばない人への対応葬儀には、故人様・遺族・関係者それぞれにとって、行う意味があります。各々がきちんとお別れできるように、葬儀に呼ぶ人の範囲を検討しましょう。       24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。   全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する  

詳細を見る
葬儀の打合せ

2024年 02月 22日(木)

喪主の役割-決め方や実際にやること、服装や持ち物について

喪主は葬儀で重要な役割を担います。しかし喪主になる機会はなかなか無いため、いざという時に不安を感じる方が多くいらっしゃいます。●喪主には誰がなる?●喪主がやることは?●喪主の服装や持ち物は?この記事では、そういった疑問を解決いたします。実際にやることは多岐に渡ります。そのため、喪主としてやることを事前に理解しておき、落ち着いて最期のお別れに臨んでいただければと思います。         【もくじ】 1喪主とは 2喪主の決め方 3喪主の役割 4喪主の挨拶 5喪主の服装 6喪主の持ち物 7まとめ         1.喪主とは <概要> 遺族の代表として、葬儀を執り行う人のことを言います。葬儀の準備から実施に至るすべてにおいて、喪主が中心となって進めていきます。また喪主は、葬儀だけでなく、後に続く年忌法要や納骨等も中心となって執り行います。       <喪主と施主の違い> 喪主と似た言葉に「施主」があります。喪主:遺族の代表として葬儀を執り行う人施主:運営の主体となって費用を支払う人となります。一般個人の葬儀では、喪主が施主でもある場合がほとんどです。   もくじに戻る             2.喪主の決め方 <基本> 故人様と最も血縁の深かった人が喪主になります。一般的には世帯主・配偶者・長男(長女)の中から選びます。故人様に配偶者も子供もいない場合は、故人様の親や兄弟が喪主になります。喪主が高齢の場合は、その子供(長男または長女)が実質的な喪主の役目を務めることが多いです。家族関係が複雑な場合には、遺族・親族間で十分に相談した上で、喪主を決めるようにします。また親族代表を喪主代行に立てる場合もあります(喪主が海外赴任中や入院中で出席できない等)。       <喪主を決めるタイミング> 葬儀の打ち合わせの時までに決めることが一般的です。なぜなら喪主が葬儀の内容を決定しなければならないからです。   もくじに戻る             3.喪主の役割 葬儀を滞りなく執り行うための対応および調整が喪主の役割です。周囲の人に協力を得ながら、進めていきます。     <お亡くなり直後> ■親族・関係者へ ○訃報連絡を行う■僧侶へ ○葬儀(読経)を依頼する ○戒名を依頼する■葬儀社へ ○葬儀(故人様の搬送)を依頼する詳細は以下をご覧ください。○病院や自宅で亡くなった後の流れ-連絡や搬送、ご安置や葬儀の手配について       <故人様の搬送・安置後> ■葬儀社と ○葬儀の打合せを行う ○葬儀内容の最終決定を行う■僧侶と ○葬儀の日程について相談する詳細は以下をご覧ください。○葬儀の打ち合わせ-場所やタイミング、話し合う内容や注意点を解説       <葬儀の打ち合わせ後> ■親族・関係者へ ○訃報連絡・葬儀のご案内をする ○葬儀の各お手伝いを依頼する(受付・会計など) ○親族の供花・供物を取りまとめる ○火葬場への同行者を確認する詳細は以下をご覧ください。○意外と大事!打ち合わせから葬儀までに準備すること       <通夜および葬儀・告別式> ■葬儀社と ○当日の進行について確認・調整を行う■僧侶へ ○来訪時にお出迎え~お見送りする ○御布施をお渡しする■参列者へ ○挨拶やおもてなしをする詳細は以下をご覧ください。○宗教者をお迎えするときに○通夜について-喪主として知っておく通夜の意味や流れ・挨拶など○葬儀・告別式について-喪主が知っておくべき流れや意味、準備など       <葬儀後> ■僧侶へ ○お礼の挨拶に伺う■葬儀社へ ○葬儀費用を支払う■親族・関係者へ ○お手伝いのお礼の挨拶に伺う ○供花や香典等のお返しを行う■参列者へ ○供花や香典等のお返しを行う詳細は以下をご覧ください。○葬儀後の流れ-葬儀の事務の引き継ぎ、費用の精算、お礼の挨拶回りについて○葬儀の香典返しについて-意味や贈る時期、相場や贈る際の注意点などを紹介   もくじに戻る             4.喪主の挨拶 ①通夜および通夜振る舞いでの挨拶②葬儀・告別式(または出棺)での挨拶③精進落としの挨拶について、ポイントと例文を紹介します。喪主が大変若い場合、お身体が不自由な場合、取り乱して挨拶が難しい場合は、親戚代表が挨拶することもあります。※通夜振る舞いは地域によっては、行わない所もあります。     4-1通夜および通夜振る舞いでの挨拶 <ポイント> ○通夜終了時以下の3点を抑えて挨拶を行います。①通夜に参列していただいたお礼②生前親しくしていただいたことへの感謝③通夜振る舞いへのお誘い     ○通夜振る舞いの閉会時ほどよく時間を見計らって、以下2点を抑えて挨拶を行います。①参列のお礼(通夜の締めくくりとして)②葬儀・告別式の日時・場所をご案内       <例文> ○通夜終了時本日はお忙しい中を、○○○○の通夜にご参列いただきました上、ご丁寧なお供物やご香典までいただきまして、本当にありがとうございました。生前は、格別のご厚情を賜りましたこと、故人も感謝しておりました。深くお礼申し上げます。皆様、お疲れの事とは存じますが、ささやかながら、別室に通夜振る舞いを用意いたしましたので、どうぞお立ち寄りください。十分なことはできませんが、おくつろぎの上、○○の思い出話などを伺わせていただければ、遺族としてもうれしい限りでございます。     ○通夜振る舞いの閉会時皆様のおかげで無事○○○○の通夜を務めることができました。本当にありがとうございました。思い出話などをもっとお伺いしたいのですが、夜も遅くなってまいりましたので、この辺りでお開きにしたいと存じます。また、明日の葬儀・告別式は午前△△時より○○斎場で行う予定です。お時間が許すようでしたら、ご参列いただきたくお願い申し上げます。誠にありがとうございました。どうぞお気を付けてお帰りください。         4-2葬儀・告別式(または出棺)の挨拶 <ポイント> 葬儀・告別式の最後または出棺時に、参列者に対して挨拶を行います。以下の3点を抑えて、挨拶を述べます。①参列していただいたお礼②生前親しくしていただいた事への感謝③生前と変わらない遺族への交際と支援のお願い       <例文> 本日はご多用中のところ、○○○○のためにご会葬を賜りまして、誠にありがとうございました。おかげをもちまして、○○○○の葬儀・告別式を滞りなく終了し、これより出棺の運びとなりました。故人が生前ひとかたならぬご厚情を賜りましたことと合わせ、厚く御礼申し上げます。故人の教えを胸に、残された者で今後もがんばってまいりたいと決意いたしております。今まで私共にお寄せいただきましたご厚情に深く感謝を申し上げますと共に、今後も末永くご厚誼(こうぎ)を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。         4-3精進落としの挨拶 <ポイント> 葬儀が無事終了したことへのお礼を述べます。一同疲れているため、労をねぎらうと共に、挨拶を手短に行います。       <例文> ○開会の挨拶本日は亡き○○○○のために、いろいろお心遣いをいただき、ありがとうございました。つつがなく葬儀を済ませることができましたのは、ひとえに皆様方のお力添えのおかげでございます。厚く御礼申し上げます。なお、皆様のご厚情に深謝し、心ばかりではございますが小膳を設けておりますので、一時おくつろぎいただきまして、精進落とし(御斎:おとき)をしていただきたいと存じます。故人の冥福を祈り、献杯をしたいと存じます。     ○閉会の挨拶本日はありがとうございました。誠に名残り惜しく、まだごゆっくりしていただきたいところでございますが、ご遠方からのご参列の方もいらっしゃいますので、この辺りでお開きにさせていただきたいと存じます。長い間お引き留めして申し訳ございませんでした。今後ともよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。   もくじに戻る             5.喪主の服装 <本来> 葬儀・告別式では、遺族の代表として、正喪服(喪服の中でも、最も格式の高い服装)で臨みます。前日に行われる通夜では、正喪服または準喪服(一般的な洋装の喪服のこと。葬儀用の礼服)で臨みます。       <最近> 通夜も葬儀・告別式も、準喪服を着用して臨むことが多くなりました。       喪服を持っていなければ、葬儀社に準備してもらいます(または貸衣装店を紹介してもらいます)。ただ、喪主をお勤めになる方は、その後の法要などでも喪服を着用する機会が多くなりますので、喪服の購入も検討しましょう。   もくじに戻る             6.喪主の持ち物 喪主として、持っておくと良いものを紹介します。     <筆記用具(メモとペン)> 葬儀社や関係者とのやり取り等をメモするためのものです。多くのことを判断しながら進めていくことになるので、あると役に立ちます。       <御布施用の封筒> お布施を入れる白無地の封筒です。葬儀社にお願いすれば用意してくれます。       <袱紗> 僧侶への御布施(御車料など)を包むための、一枚布のことです。「金封が汚れないようにする」「相手への礼儀を示す」ためのものです。弔事用と慶事用があり、弔事では寒色(紺やグレー等)または紫(慶弔両用)の袱紗を使用します。       <数珠> 仏式の葬儀でお参りする際に使用します。数珠は持つ人のお守り・身代わりとするものと考えられています。貸し借りしてはいけないものなので、準備しましょう。       <その他> タクシー等の臨時の出費に備え、現金を持っておきましょう。   もくじに戻る             7.まとめ:初めて喪主になる人が大半です。分からないことは葬儀社・周囲の人に教えてもらいましょう 喪主として葬儀を経験することは、人生の中で数回しかありません。そのため、初めて喪主を経験する際には、遠慮なく葬儀社や周囲の人に相談しましょう。実際に全国儀式サービスをご利用いただく方の多くが、初めて喪主になる人です。安心してご相談ください。葬儀はもちろん、地域の風習についても詳しい葬儀社が担当いたします。聞けば何でも、答えてくれます。実際にご利用者の方から、そういったご満足の声を多くいただいております。また提携している葬儀社の多くが、自社斎場を持っているため、喪家の要望に合わせやすいことも特長です。ご相談・ご紹介・御見積りは無料です。ぜひ一度ご連絡ください。     24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。   全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する  

詳細を見る
葬儀の打合せ

2019年 11月 21日(木)

喪主の決定と各係の役割

2024年1月24日更新。喪主は誰がなるの?何をすればいいの?葬儀を執り行うには誰に何をお願いすればいいの?などなど、わからないことは多いですね。葬儀に必要な役割は喪主をはじめ、いくつかありますので事前に把握しスムーズに進行できるようにしておきましょう。   【もくじ】 ・喪主の務め ・各係の役割   喪主の務め 喪主は一般的には世帯主・配偶者・長男(長女)の中から選びます。喪主は葬儀だけでなく、後に続く年忌法要、墓参りなどを主催する重要な役割を担います。 社葬や合同葬などの場合、喪主以外に葬儀全般を取り仕切る役割として、葬儀委員長を立てることもあります。施主という呼び方もありますが、施主は葬儀を施行する主ということで、葬儀の金銭的な負担を担う役割を指します。近年では喪主と同意で使われることが多いようです。   各係の役割 葬儀を執り行うには、喪主以外にもいくつかの役割が必要になります。以下に記載している役割の中には、葬儀社のスタッフや専門のスタッフが担当することもあるので、どの役割が必要なのかを葬儀社に確認すると良いでしょう。受付係会葬者芳名録(または記帳カード)と香典、供物の整理、記録などを行います。会社関係の参列者が多く予想される場合は、会社側からも2~3名の手伝いをお願いします。 会計係受付係が預かった香典を計算・集計し、責任をもって管理し喪主へ引き渡します。 案内係道順標示や各種の立看板を用意し、会葬者の葬儀場までの道案内をしたり葬儀場内での導線誘導を行います。 返礼品係通夜のときの通夜返しや会葬礼状などの返礼品を準備し、会葬者に渡します。香典返しのある場合も同様に行います。 供花・供物係供花、供物の発注を取りまとめる係です。喪主が兼任することが多いですが、当日は供花供物の並べ方や、料金の受領などを行います。 接待係通夜ぶるまいの席への誘導や通夜ぶるまいや精進落としの席での茶菓接待などを行います。通夜ぶるまいや精進落としは最近では仕出料理を葬儀社で手配することが多く、専門の配膳人が行うことがほとんどになっています。   ※この記事は首都圏での葬儀における標準的な例です       24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。   全国儀式サービス コールセンター■お電話0120-491-499(通話料・相談料・紹介料、無料)■メールお問い合わせページから相談する  

詳細を見る