病室での危篤イメージ

家族が危篤になったら誰しも動揺し平常心ではいられないことでしょう。誰にどのように連絡すれば良いのか?どのタイミングでの連絡が良いのか?悩んでしまいます。このコラムでは、危篤や臨終時における身内の対応や、臨終後の訃報についてご紹介します。


【もくじ】
・危篤になったら一刻も早く会わせたい人へ連絡
・臨終を告げられたら
・自宅で亡くなった場合
・近所の方に訃報を知らせる方法
 

危篤になったら一刻も早く会わせたい人へ連絡

病状が悪化して危篤状態に陥ったときは、一刻も早く親族や親しい友人などに、最期の別れに間に合うよう連絡します。勤務先の上司や先輩、仕事関係の目上の人でも、電話での連絡が一般的ですが、不在時や相手先の都合が分からない時にはメールを利用するのも良いと思います。しかし、緊急性が高いため、電話で連絡するのがいちばん確実です。遠方に住む家族や親族には、交通事情も考え、医師と相談して少し早めに連絡する必要があります。

緊急連絡イメージ

臨終を告げられたら

医師から臨終を告げられたら、最期を看取った人、その場に居合わせた人のうち、血縁の近い人から「末期の水」を取ります。また、危篤と臨終がほとんど同時の場合は、まだ連絡の終わっていない親族に知らせましょう。その後、本人の勤務先や学校、知人などに亡くなった連絡をします。
 

自宅で亡くなった場合

医師がそばにいない状況で、自宅で亡くなった場合、かかりつけの医師がいればその医師に死亡確認をしてもらい死亡診断書を発行してもらいます。かかりつけ医がいない場合には警察に連絡し、検案をしてもらった後に死体検案書を発行してもらいます。
 

近所の方に訃報を知らせる方法

忌中紙に関して
以前はその家庭に不幸があったことを近隣に知らせる意味で、玄関先に「忌中」と書いた紙を貼っていました。近年では以下の3つの理由から貼ることは少なくなり、首都圏ではほとんど見かけなくなりました。

忌中紙イメージ


①防犯上の理由
忌中紙には葬儀の日時なども記載されているので葬儀当日に留守にしていることがわかることから、空き巣に狙われることを防ぐため、と言われています。
②通信手段の発達
わざわざ玄関先に忌中紙を貼らなくても携帯電話やメールなどでその旨を知らせることができるため、貼る必要性が低くなっています。
③家族葬の増加と斎場葬の一般化
家族葬の増加でそもそも近隣の方にお知らせをしない、という家庭も増えてきました。また、自宅で葬儀を執り行わず、斎場での葬儀が多くなっており、特に首都圏では住宅事情もあり、故人が亡くなってから一度も自宅に戻らないというケースも増えてきたことも理由になっています。
 
忌中紙は忌中の間、つまり仏式では四十九日までは貼っておくものでしたが、最近では貼らないか、貼っても通夜・葬儀の当日にははがすことがほとんどです。これには長く貼っておくと葬儀後に関わる業者(墓地・墓石・返礼品・遺品整理など)からの営業が続く、といったことにも理由があるようです。
 
死亡通知状の作成
葬儀や告別式の日程を近隣に知らせるために、死亡通知状を町内会の掲示板に出す場合があります。文面は前文やあいさつなどを省き、訃報のタイトルの下に本人死亡の通知と葬儀・告別式の日取り、時間、住所を簡潔に記します。
この訃報紙も忌中紙と同様の理由で、最近では首都圏を中心に貼らないことが多くなっています。貼るか貼らないかは遺族の意向で決めて良いでしょう。

訃報紙イメージ