公益社団法人隊友会 事業課長 平野 均様
 
2023年12月19日更新。
 
 

万一の時の会員の手助けになる制度として導入

 
――貴会の事業について教えてください。
 
 隊友会は、国民と自衛隊とのかけ橋として、相互の理解を深めるとともに、防衛意識の普及高揚に努め、国の防衛及び防災施策、慰霊顕彰事業並びに地域社会の健全な発展に貢献することにより、我が国の平和と安全に寄与し、併せて自衛隊退職者等の福祉を増進することを目的としています。
 
 主な活動は、 4本の柱として「防衛・防災および自衛隊諸業務などに対する協力・地域社会への貢献」「安全保障、特に防衛に関する調査研究および政策への提言 隊友紙・防衛関連書籍の発刊」「殉職自衛隊及び戦没者などの慰霊顕彰・援助」「会員の福利厚生などを目的とする事業」を行っています。
 
 
――儀式サービス制度導入の経緯を教えてください。
 
 全国の会員が公平に使える制度を探しており、そのタイミングで全国儀式サービスの営業担当者から声をかけていただいたのがきっかけです。
 
 あまり考えたくはない葬儀のことなので、いざ起こってしまったときに、どこの葬儀社にお願いしていいかわからないという方もいます。また、病院から紹介してもらう葬儀社も信用できるかわかりません。そういった万一の時に、信頼できる葬儀社を探す会員の手助けになるよう隊友会の制度として導入致しました。
 
公益社団法人隊友会
 
 
 

供花のサービスは、会員のご家族から感謝の言葉をいただきました。

 
―― 儀式サービス制度の評価はいかがでしょうか。
 
 隊友会として評価しているポイントは2つあります。
 
 1つ目は、供花のサービスです。実際に葬儀後のアンケートでも会員のご家族から感謝の言葉をいただきましたが、隊友会名の供花が出ているのは、会員はもちろん、ご家族にとってもありがたいと感じているようです。また、式場に隊友会名の供花があることで、弔問者に見ていただき、会員や未加入有資格者に対して隊友会の活動が見える機会となり、各県隊友会からも喜ばれています。
 2つ目は、全国の会員が平等に使える制度という点です。電話1本で利用できる点も良いですね。
 
 
――儀式サービス制度を導入してから心掛けている事、取り組んでいる事はございますか?
 
 いつ必要になるかわからない葬儀の制度なので、知ってもらう機会をなるべく多くしています。例えば、隊友紙への定期的な広告及び紹介記事の掲載、隊友会ホームページ及びパンフレットへの掲載、年1回の各県の会長が集まる総会での紹介などです。一人でも多くの会員に知ってもらい、いざという時に思い出してもらいたいからです。
 
公益社団法人隊友会の事務所は防衛省施設内にあります。
 
 
 

隊友会の制度として安心して利用してほしい

 
――会員の皆様へメッセージをお願いします。
 
 日頃から葬儀のことを考えているのは難しいと思いますが、ぜひ隊友会で葬儀の制度があることだけでも覚えておいてください。そして、ご家族にも伝えてください。葬儀が終わった後に、家族がこの制度を知るというケースもあるようです。 
 
 最後に、昨今様々な葬儀の形がありますが、葬儀支援サービスでは幅広く対応してもらえます。また、会員本人だけではなく、隊友会の制度なので安心してご家族にも利用してほしいです。
 
 
 
公益社団法人隊友会ウェブサイト
https://www.taiyukai.or.jp/