王子マテリア労働組合 中央執行委員長 酒井 淳様(左) 中央書記長 松本 優果様(右)
 
2023年12月19日更新。
 
 

葬儀の不安を解消することで、安心して心から故人のために葬儀が行える制度

 
――貴組合の事業について教えてください。
 
 王子マテリア労働組合は、段ボール原紙・特殊板紙、白板紙、包装用紙の製造・販売メーカー、王子マテリア株式会社の労働組合で、13支部、約1,450人で構成されています。これまで幾度となく統一・統合を繰り返してきた組織ということもあり足並みを揃えるのに苦労した経緯もありますが、北海道から九州まで全国各地に支部がある特色を生かしつつ、その地域に合わせた独自の活動を進めながら組合員のために一体感を持った運動を展開しています。
 
 
――儀式サービス制度導入の経緯を教えてください。
 
 会社として、統一・統合が行われてきた経緯がある中で、同じグループ労組内で共有出来る制度として導入しました。また、労組結成当初より、組合員向けの福利厚生制度が少なかったという背景があり、すべての組合員が公平に使える制度があればという想いから導入にいたりました。
 
 
―― 儀式サービス制度の評価はいかがでしょうか。
 
 地域性や家族構成の影響で、過去から比べ明らかに葬儀の準備に際し大きな不安を伴うことが多くなってきました。儀式サービス制度により、葬儀に対する不安が解消でき、安心して心から故人のために葬儀を行なえることを組合としても評価しています。
 
 また、実際に利用した組合員からは「動揺し正確な判断が難しい心境の中、コールセンターの方が親切に説明して下さり安心した」との声も届いております。全国儀式サービス窓口の丁寧な対応も組合員の大きな安心感に繋がっています。
 
 
 
 

告知活動は、支部の状況や環境によって工夫し、継続的に行うことが重要

 
――儀式サービス制度を導入してから心掛けている事、取り組んでいる事はございますか?
 
 全組合員への周知はまだ途上だと感じていますが、パンフレットの配布を積極的に行ったり、案内の仕方を工夫したりと、制度の定着に向け取り組んでいます。例えば、松本書記長が本社支部にいた際、海外で働く組合員の方が会社の福利厚生の情報を欲しがっていることを知り、積極的にパンフレット等のデータを送っていたように、支部の状況や環境によって告知活動の工夫をしています。
 
 さらに、全国儀式サービス担当者にお越しいただき、中央執行委員会の場で定例の説明会を行っています。労働組合役員は短期での交代が多いため、組合員へ継続したフォローを行うには、支部の代表者である役員が制度説明を受ける機会を定期的に設けることが重要です。少しずつではありますが、継続的な活動が利用者の裾野を広げることに繋がってきています。
 
王子マテリア労働組合 事務局
 
 
 

多くの方が制度利用し、儀式サービス制度に関わる方の丁寧な対応に感謝の声をいただきます。

 
―― 組合員の皆様へメッセージをお願いします。
 
 当労組として、結成当初から福利厚生制度が少ない状況の中、全組合員が利用できる制度になればという想いで導入しました。これまでもOBの方含め多くの方にご利用いただく中で、全国儀式サービススタッフや提携葬儀社の丁寧な対応に感謝の声もいただいています。まだ利用に際し制度に対しての不安や利用の仕方について不安のある方もおられると思いますが、組合員間でご存じのない方がいれば是非お声掛けいただくとともに、組合員だけではなくご家族にも安心してお使いいただける福利厚生制度としてご周知いただければと思います。
 
 
――儀式サービス制度導入を検討されている担当者の皆様へメッセージがございましたら、お願いします。
 
福利厚生制度においてもっとも重要なのは、公平性であると考えます。儀式サービス制度は、全国的にサービスが展開されているため、どの地域に住む方でも公平に、共通のサービスを受けられるという点が魅力です。当労組も全国に支部がありますが、すべての方が共通のサービスを受けられるため、安心して組合員にご案内しています。また、組織内での周知活動や事務手続きについて、全国儀式サービスの担当者がしっかりとフォローして下さるところも魅力です。