王子製紙新労働組合 中央執行委員長 深瀬 規之様
 
2023年12月19日更新。
 
 

組合員の暮らしを向上させることを目的に儀式サービス制度を導入しました。

 
――貴組合の事業について教えてください。
 
 王子製紙新労働組合は、王子製紙株式会社・王子マネジメントオフィス株式会社・王子グリーンリソース株式会社に在籍する組合員で構成され、「雇用の確保と総合的な労働条件の維持・向上、健康でゆとりある生活」を目指して日々活動をおこなっております。活動の拠点は、本部を東京に置き、北は北海道苫小牧市から南は宮崎県日南市まで、全国に6カ所ある王子製紙の本社・工場に支部を置いております。
 
 
――儀式サービス導入の経緯を教えてください。
 
 組合員の暮らしを向上させることを目的に、労働組合として提供可能なサービスを考えたときに「できるだけ地域差がなく、公平なサービス且つ、幅広く活用される制度」を構築したいと考えたのが導入のきっかけです。葬儀という誰も避けられず、いざ直面すると困惑してしまうものに対して、組合員の負担を軽減できればと儀式サービス制度を導入しました。
 
王子製紙新労働組合 本部 事務局
 
 
 

制度利用した方や組合員同士の中で広がる口コミが制度の周知に繋がっています。

 
―― 儀式サービス制度の評価はいかがでしょうか。
 
 実際に利用した組合員からは「思っていたよりも安く葬儀をあげることができた」、「費用が事前にはっきりしたので助かった」という声が上げられています。また、供花サービスについても、お礼の連絡をいただきます。組合としましても、参列者の方にも見ていただける供花サービスはありがたいです。
 
 制度利用による費用面のメリットに加え、提携している葬儀社も多く、地域によっては、その地域で最も利用されている葬儀場が儀式サービス制度の提携先となっており、大変好評です。
 
 
――儀式サービス制度を導入してから心掛けている事、取り組んでいる事はございますか?
 
 制度の認知は導入から長く、実績も積み重なって、人伝えに広がっていると感じています。制度を利用した方が話す、組合役員が職場に戻り伝える、そういった口コミの力もあり、ほとんどの組合員が葬儀の制度があることを知っていると思います。
 
 もちろんそれだけでなく、年に2回発刊されるパンフレットの配布や、定期大会の議案書へ儀式サービス制度の内容を記載するなどして物理的な形での制度の周知にも努めています。
 

 
 
 

病院でこの制度を思い出すかが利用のポイント。だからご家族にも知っていてほしい。

 
―― 組合員の皆様へメッセージをお願いします。
 
 儀式サービス制度の認知度は上がっていると思いますが、いざという時のためにご家族にも制度があることを知っていただくことが必要だと感じています。葬儀は病院のお迎えから始まります。病院には出入りしている葬儀社がおり、利用のスタートの段階で儀式サービス制度を思い出すことがポイントです。その上で、落ち着いて、全国儀式サービスコールセンターに電話を掛けていただければと思います。
 
 そのためにも、組合から配布したパンフレット等を職場に放置せず、是非ともご自宅に持ち帰って、ご家族の方にも儀式サービス制度をお知らせください。制度はご家族の方がお電話しても利用できます。