NTT労働組合退職者の会 神奈川県支部協議会 事務局の皆様
 
2023年12月19日更新。
 
 

会員の皆様が「会に入ってよかった」と思える公平な制度として導入しました

 
――貴会の事業について教えてください。
 
 NTT労組退職者の会は、NTT、NTTグループ会社退職の年金受給者、受給資格者等の退職者で組織し、中央協議会と全国47都道府県ごとの支部協議会で構成されています。会の目的は、会員相互の親睦を図り「ゆとり・豊かさ・社会的公正」を求め、NTT労組と密接に連携し現・退一致の運動を進める中から、福祉の増進、生活の向上を図ることとしています。現在、神奈川県支部協議会では、ハイキング、パソコン、写真や囲碁・将棋などのサークル活動や国内旅行、県内4ブロックの年1回の地区交流会などを企画・実践し、毎回多くの会員の参加を得ています。
 
 
――儀式サービス制度導入の経緯を教えてください。
 
 前述の各種サークルやイベントには多くの会員の皆さんが参加していますが、どうしても元気な方や比較的若い60~70歳代の会員が中心となってしまいます。高年齢や足腰に障害をお持ちで、様々な行事に参加できない会員にも「会に入っていてよかった」と思えるような公平な制度を検討していた時に、日本退職者連合を通じて儀式サービス制度を知り、2005年12月に導入したと聞いています。
 
NTT労働組合退職者の会 神奈川県支部協議会 会長 新井 陽太郎様
 
 
 

葬儀の告知は「縁起でもない」という風潮から、夫婦でセミナーに参加する時代に

 
―― 儀式サービス制度の評価はいかがでしょうか。
 
  本人は勿論、配偶者の3親等まで対象で全国対応だということが高い評価を得ていると思います。団塊の世代の会員も増え、故郷の両親・親族の葬儀に利用される方も多くなっています。利用された方からは費用・品質の評価と供花サービスについてお礼の手紙やメールが届きます。
 
 
――儀式サービス制度を導入してから心掛けている事、取り組んでいる事はございますか?
 
 周知に当たっては、定期的な告知活動が大切だと考えています。年7回発行する機関紙「退職者の会ニュース」に広告を掲載するとともに、パンフレット同封や、地区交流会、総会での周知に加え、昨年からホームページにもバナーを載せています。また年1回は葬祭場をお借りし見学とマナー研修会を開催しています。
 
 数年前まではパンフレットの送付や制度周知を行うと「縁起でもない」という風潮・意見もありました。しかし、今ではご夫婦でセミナーに参加したり、自分なりの葬儀の形を希望し相談する方も増えてきたように感じます。それは、「終活」など葬儀が身近になっているからではないでしょうか。
 
事務局長 杉本秋一様(左) 会長 新井陽太郎様(中央) 副会長 徳永由美子様(右) 
 
 
 

会の制度なので、ご家族の方にも安心してご利用いただきたいです

 
――会員の皆様へメッセージをお願いします。
 
 会員と家族の安心のために、神奈川県支部協議会独自で契約している制度です。ぜひこのことだけでも覚えておいてください。そして、ご家族にも伝えてください。できればパンフレットやコールセンターの連絡先のカードをご家族の目につくところに置いておいてください。また、儀式サービス制度は会員だけでなく、身内の方も利用できる制度ですので、ぜひ選択肢の一つに加えていただきたいと思います。
 
 以前は、「葬儀」のことはお寺(菩提寺)に相談していましたが、今は檀家になっている方も少なくなり、相談する相手も「直接、葬儀社に」が増えてきている気がします。葬儀社を探す際も、ネットを始め、色々と葬儀社を探す手段も増えました。しかし、違いが分からず、どこにお願いしていいのかわからない方もいると思います。少なからず、自分が所属している会が導入している制度であれば、安心して利用できるのではないでしょうか。
 
 
――儀式サービス制度導入を検討している企業・団体様へのメッセージがございましたら、お願いします。
 
 誰もが利用する可能性のある制度です。組織として制度導入することにより、構成員の公平性と安心感を醸成することにもつながると思います。
 
 
 
NTT労働組合退職者の会 神奈川県支部協議会 ウェブサイト
http://ntttaisyoku.pepper.jp/