遺骨迎えイメージ

葬儀を終え、ご遺骨を自宅に迎え入れるための祭壇を「後飾り祭壇」といいます。どのように準備すればよいのか、また火葬のあとに執り行う「精進落とし」の行い方についてもご説明いたします。


【もくじ】
・後飾りの準備
・清めの塩と還骨勤行
・精進落とし
 

後飾りの準備

自宅では後飾りをしつらえます。葬儀社に依頼をすれば後飾り段を用意してもらえますが、依頼しない場合は、自宅にある小机に白い布をかけ、遺骨、遺影、位牌、焼香台、線香、灯明、鈴、花立て、供物を供えます。葬儀場に出かける前に後飾りをしつらえておくと、後の準備に慌てることはありません。葬儀のときに使った供え物や花なども利用できます。

後飾り祭壇イメージ

清めの塩と還骨勤行(かんこつごんぎょう)

火葬場から戻ったら、用意した塩を胸や背中のあたりにかけて身を清め、手を洗います。後飾りに遺影、遺骨、位牌を安置して、初七日の読経を僧侶にお願いします。次に全員が焼香し、還骨勤行の式は終了します。分骨して遺骨が2つある場合は、2つ並べるか、分骨の骨つぼを仏壇に安置します。還骨勤行は宗派や地域によって還骨法要(かんこつほうよう)や安位諷経(あんいふぎん)などとも言います。

初七日法要
初七日法要は死亡した日から7日目に行う法要で、最近では葬儀・告別式当日に一緒に行われることがほとんどです。首都圏では葬儀の読経の後に引き続いて行われることもあります。
 

精進落とし

遺骨を自宅に安置し、一連の儀式が終了すると、遺族は僧侶や親族にねぎらいの宴席を設けます。これを「精進落とし」といいます。料理は、仕出し屋から料理や弁当を取り寄せ、これに酒を添えて出すのが一般的です。近年は自宅ではなく、火葬場から葬儀場に戻った後に精進落としを行うことが多いですが、最近では火葬場での待合の時間で精進落としを行うケースも増えてきました。僧侶が食事にお付き合いいただけない場合は「御膳料」を包んで渡します。それぞれ1万円程度を目安とします。

「精進落とし」とは
仏教で「精進」とは一心に仏道に励むことをいいます。一般的には肉や魚の生もの食べないことを意味しています。昔は、家族の死後四十九日の忌明けまで生ものを避け、忌明けになって「精進落とし」と称して肉や魚を食べたところからこの名前がつけられました。精進料理など仏事に関する食事のことを「お斎(とき)」ともいいます。
精進落とし料理イメージ

精進落としの席次
僧侶に上席に着いてもらう。次に親族、遺族と続き、末席に喪主が着きます。会場には陰膳を供え、故人を供養します。なお、宗派によっては陰膳をお供えしないこともあります。時間は1時間前後。喪主が簡単にあいさつをしてお開きになります。

精進落とし席次イメージ

※この記事は首都圏での葬儀における標準的な例です