一般的に、日本で行われるお葬式の約9割が、仏教でのお葬式と言われています。仏教では、葬儀後にも故人の冥福を祈るための供養として、法要を行います。いつ、どのように準備したら良いか解説します。

 

【もくじ】
・法要とは
・法要の種類
・三十三回忌の法要
・法要の準備
・法要の案内文例
・神式の法要
・キリスト教の法要
 

法要とは

法要は、葬儀以後の仏法に関する集会のことで、法事、仏事、斎会(さいえ)ともいいます。本来は仏教の教えを説いたり、修行をすることでしたが、日本に伝えられてからは死者の供養を意味するようになりました。その日は、家族や親戚が集まり、僧侶を招いて読経の後に会食をするのがしきたりです。
 
<法要の種類>
初七日法要(しょなぬか・しょなのか)
亡くなってから数えて7日目に営む法要のことを初七日法要といいます。49日間は故人の魂が成仏できないでいるために7日ごとに供養するもので、葬儀に区切りをつける大切な法要です。
忌明け法要
死後7日目ごとに行う「中陰供養(ちゅういんくよう)」の最後の七七日忌(しちしちにちき)、49日目の法要をいいます。この日をもって遺族の忌が明けるため、日常生活に戻る区切りの日ともいわれています。
百か日忌
百か日忌は、死後、100日目に行う供養のことです。気持ちの整理を終える日ともいわれ、内輪で法要を営みます。昨今では省略されることも多い法要の一つです。
祥月命日(しょうつきめいにち)
祥月命日は、故人の亡くなった月日のことをいいます。「命日」は別名「忌日(きにち・きじつ)」ともいわれ、亡き人の命を思い起こす日、という意味があります。
月忌法要(がっきほうよう)
月忌法要は、月ごとに巡ってくる「命日」のことで、一般的には「月参り」といっています。
年回(年忌の方が一般的かも)法要
定められた年次に行う追善供養のこと。
一周忌
翌年の命日に行う法要のこと。
三回忌
2年目の命日に当たる日に行う法要のこと。以後、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌というように3と7を組み合わせた年度に行います。この後に五十回忌、百回忌となります。(地域によっては二十五回忌などもあります)
 

三十三回忌の法要

三十三回忌は、故人に関係の深い人だけで営みます。この法要がすむと、故人は完全に成仏したと考えられています。「年忌明け」「弔い上げ」などといわれています。
 

法要の準備

①日時の決定
②招待者は親族のほかに友人や知人も招待
③会場は自宅、寺院、会館などから選ぶ
④法要の案内状発送
⑤寺院、僧侶と人数、送迎、お布施の打ち合わせ
⑥会席料理の手配
⑦供花、供物の手配
⑧引出物の手配

 

法要の案内文例

 
過日 亡父一郎儀 死去に際しましては 御懇篤なる御厚志を賜り 誠にありがとうございました 
この度 心ばかりではございますが 左記の通り七十七日忌明の法要を営みたく存じますので 
御多忙中とは存じますが 何卒御繰り合わせの上お運びくださいますよう御案内申し上げます
 
      記
 一、日時  五月十五日(日)
       午前十一時より
 一、場所  ○○○○○
   令和○年五月
 
 東京都文京区本郷八‐三‐一
         令 和 太 郎
 

神式の法要

神式で法要にあたるものと「霊祭(れいさい)」や「式年祭(しきねんさい)」と呼びます。神式では、死の翌日から10日ごとに五十日祭まで行い、以後百日祭、一年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、五十年祭と続きます。
 

キリスト教の法要

キリスト教では故人を供養する、という考え方ではなく、故人を追悼する意味合いで追悼ミサや記念祭が執り行われます。カトリックの追悼ミサでは亡くなった日から3日目・7日目・30日目に教会で行われます。プロテスタントの召天記念祭では、7日目か10日目、または1か月後に自宅や教会、または墓前で行います。