いざという時にも仲々、人には聞けない葬儀用語や知識、マナーをわかり易く解説しています。
人生の旅立ちをしめやかにお見送りするために、「儀式大辞典」をお役立てください。
9.通夜

通夜とは、ご遺族や近親者が故人に最後の別れを告げ、冥福を祈る儀式です。 今は2時間程度(宗派によっても違いますが、僧侶の読経は30~40分程度です)で終わる半通夜が一般的となりました。
受付は式が始まる30分前には開始します。ご遺族の焼香は喪主から故人とつながりが深い順に行います。
喪主の務めと役割
喪主は僧侶や弔問客の送迎は行いません。ご遺体が安置されている祭壇の前に座ったまま、弔問を受けます。通夜式では、僧侶が退場したあと、弔問客にあいさつをします。通夜に参列していただいたお礼と、生前の故人への厚誼(こうぎ)に対する感謝の気持ちを手短に述べます。
通夜料理がない地域は、通夜で喪主があいさつをする場合があります。
通夜ぶるまい
通夜が終わったら、弔問客を別室に案内し、飲食をふるまいます。通夜ぶるまいには、故人の供養として、わずかなものでも口に入れてもらうという意味があります。また、「お清め」として、お酒を出します。
- 通夜ぶるまいが無い地域もあります。
僧侶へのお礼ともてなし
通夜の前に僧侶が到着したら、控室に案内し、茶菓でもてなします。このとき、僧侶と葬儀社で読経や法話について、簡単な打合せを行います。通夜が終わったら、再び控室に案内し、お礼のあいさつをします。頃合いを見はからって、お車代(5,000円程度)を渡します。喪家が車で送迎した場合でも包むのが普通です。僧侶が通夜ぶるまいを辞退したときは、御膳料(5,000円~1万円)も別途包むようにしましょう。
お布施
僧侶への謝礼は、通夜の前、ご葬儀の前に支払う場合、通夜、ご葬儀、初七日とそのつど支払う場合、そして、ご葬儀が終わってから一括して支払う場合など様々です。「御布施」と表書きした白封筒に入れて渡します。

お布施の金額を聞いた際に、渡すタイミングも聞くとよいでしょう。
金額
お布施としてお経料と戒名料を含めた金額を納めることが多いようです。金額は、付き合い方やお寺の格式、戒名の文字数によっても違いますので、ご住職に相談しましょう。
※寺院でご葬儀を行なった場合は、お布施とは別に式場使用料が必要です。もし「こころざしでけっこうです」と言われたら、葬儀社に相談し、寺院の格式やご葬儀の規模に合わせた金額を支払います。